短文だからこその特徴
以前からちびちびと読んでいた塩野七生の『チェーザレ・ボルジア
あるいは優雅なる冷酷』をやっと読み終えた。彼女の書くものは個性的といえば個性的だが、とにかく「ホントにここまで必要か!」と叫びたくなるほどこまごまと執拗に、ねちっこく、ねちっこく書きつづけているので、とても忍耐を必要とする。
なんかコンプレックスでもあるの?
そう問いたくなるほど、必要とは思えないような描写が続く。全体にハサミを入れ、60%ぐらいにすっきりとまとめたら、一気に読めて、ダイナミックな読みごたえがあるのではないだろうか。
彼女の著作でイタリア語に翻訳されているものはないと聞く。本家のイタリアにしてみれば、わざわざ日本人に教えてもらう必要などないわけで、それを承知で書く彼女には(もしかすると)、「日本人しか相手にしてくれない」という憾みもあるのだろうか。とても面白い内容なのだが、煩雑で冗漫な分、面白みが削減される・・・・・・部分もある。
だが、エッセイ集『男たちへ』は面白い。短文集だけに、だらだら書くわけにもいかず、彼女の視点や感覚の良さが生きている。
関連記事
- 読書は、たった6分でストレスを解消してくれる
- 我が家は主人の方針で、我慢しなくていいものが3つあります。今日はその中の1つ、本...
- 米誌ランキング発表で、世界一住みやすい国はフランスだったそうです。
- いろんなランキングがあるんですね。 「住みやすい国ランキング」というのを米旅行情...
- 高価買取された懐かしの漫画
- この間、実家の漫画たちを整理していたら、小学生くらいのころに夢中になって読んでい...
- 2010年本屋大賞にノミネートされた10作品発表です
- 全国の書店員が今いちばん売りたい本を決める2010年本屋大賞のノミネート作品が発...
- 小説
- 1年くらい前から半年ほど、推理小説にはまっていました。東野圭吾さん原作の「流星の...
- 足し算から引き算へ
- 五木寛之の『林住期』では、人生の後半になればそろそろ活発に動くのを止めて、林の中...
- 本当に意味のある3人の女性
- 本当に意味のある3人の女性 「男が一生の間に出会う女性のなかで、本当に意味を持つ...
- 久しぶりに読みたくなる漫画が沢山ある
- 先日、ひょんなことから「寄生獣ってどんな漫画だっけ?」と思い1日で全巻を読み切っ...
- パチンコ・パチスロ好きにお勧めの漫画
- 私が単行本を新品で購入している作品にパチスロ漫画があります。「あかつきけいいち」...
- 付録
- すごいんですね~ 最近の女性誌の付録。 今日、友達が可愛い化粧ポーチを持っていた...